Sunday, January 2, 2011

古本屋

毎回パリへ行くと出かける古本屋。年末サービスもされていて2ユーロの割引チケットまでいただきました。別館は外国書籍を扱うお店。英語の書籍を買うのもとても穴場かもしれません。
今回は加藤廣「秀吉の枷」という戦国時代の豊臣秀吉の半生を描いた小説、宮尾登美子「天璋院篤姫」、あとは医療系、金融系のミステリーを2つ選んできました。他に英書を2冊。軽いテイストの恋愛ストーリーと少女連続誘拐殺人事件に巻き込まれ、12歳で誘拐され80日間監禁され無事生きて保護されたサビーヌ・ダルデンヌという実在の女性の著書。

出発直前まで「ハリーポッター」最終章を読んでいて、あとちょっとで終わりという所でしたが、この本持ち運ぶにはかなり分厚いし、本屋に立ち寄るのは分かっていたので旅行中はちょっとお休み。

さて買った本から読み始めたのは、秀吉の枷」。日本史にまだまだ疎い私。ビジネスマン出身の著者は、かなり歴史文献を研究されたようで、ビジネスの世界にも通じるような武将世界を分かりやすく、また歴史も事実の部分と推測の部分を明確にしてくれるので、この本は勉強になります。その上で現在も日本歴史上の謎となっている「本能寺の変」部分をミステリータッチで描いてくれているので、引き込まれます。
そして篤姫はNHKの大河ドラマで観て感動したので、原作を読みたくなったのが購入理由です。

まあ、古本屋で1冊2ユーロ程度の本が沢山並ぶ中で読んでみたい作品を選ぶというのが私のいつもの作戦なんですが、今回はとても良い収穫だと思います。

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