Monday, May 18, 2009

映画祭:Looking for Eric

英国人ケン・ローチ監督作品です。

”女房、支持する政治団体は変えられても、支持するサッカーチームは変えられない”と言える程、
イギリス人のサッカーに対する情熱も垣間見る事ができる作品です。
何年に、どの対戦チームで、誰がどんなスコアをしたか。。。といえる位、熱いサポーターが沢山本当にいるのですよ。私も結構そういう人見てきました。

この映画でのエリックというのは、主人公のエリックという郵便局で働くおじさんなんですけど、もう一人のエリックがいます。それは仏人で、イギリスのマンチェスター・ユナイテッドに在籍していた実在の前サッカー選手”エリック・カントナ”のことです。あいにく彼を知ってても、在籍中の彼は知らないのですが、かなりユニークな人のようです。詩人のような言葉が出てきます。

熱烈なカントナファンのエリックは、元気がありません。彼の笑みを取り戻そうと、サッカー仲間の会社の同僚達が色んなことをして励まします。30年も前に別れた女性との間の娘が勉強中に孫を見てもらいたいということで、別れた女性と再会するチャンスが現れます。彼には当時彼女に言えなかった沢山の事があるのですが、彼女に正面から向き合えるのでしょうか。。。というようなお話です。
この映画の中では、大人でも信頼できる友人を持つのはとても素晴らしいとか、人生リスクはつき物とか色んなメッセージがこめられていると思います。
面白く、軽いながらもそういうちょっと真面目な映画です。

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