Tuesday, September 10, 2013

思い出話:クラウチ・エンドCrouch End N8

私がロンドンで、とても気に入った街の一つでした。97年から2年程住んでいました。
古い時計台を囲んだ中心街は、とてもかっこいい雰囲気があり、素敵なカフェもあるおしゃれな所です。
地下鉄Finsbury Park フィンズベリー・パークから、バスで10分程の所にあります。
Alexandra Palace アレキサンドラパレスという、テレビ塔のある高台が近くにあり、そこを通ってMuswell Hillにつながります。

労働党が政権を取った、98年頃から東ロンドンから北に向けて、人気が出てきたエリアです。
私はここから、仕事場のあるクロイドンまで、ロンドン中心を通り抜けて、北から南へ電車通勤していた時期もありましたが、そのうちもっと通勤の楽な北西へ異動になりました。

当時、この辺はフィンズベリーパーク駅近くのスーパーか、クラウチ・エンドのバジェンズ位しかなかったのですが、品質、品揃いはかなりお粗末で、バスでお買い物にも限界があり、お買い物用にと車を買いました。当時の1000ポンドで古ーいけど、可愛いフィアットです。

車を買ってからというもの、かなり行動範囲も広まったし、お買い物も郊外の大きなショッピングセンターへも出かけられて便利になりました。

私は1寝室と広いリビングのついた庭付きの可愛いフラットに住んでいました。
お風呂場は長い廊下を渡ったちょっと変わった作りでした。一階で隙間風が入り、冬は暖房があまり利かず寒かったけど作りは結構気に入ってました。
ここで、最初親友と半年程住みました。その後彼女が海外へ引越し、日本からの短期学生さんに入れ替わり立ち代わり入ってもらったので賑やかでした。そのうち私も仕事が落ち着いてきたので、一人で住むようになりました。ここの大家さんは、日本に住んでいる日英カップルだったと思いますが、この頃はメイルで連絡を取るような感じになってました。もちろんモデムで電話回線でしたけど。

家具付きで、シンプルでしたが色んな物がそろっていた所でした。私が買ったのは、もう一つのベッドと収納位。この頃使っていた姿見は、今も使っています(かなり濁ってしまってますが)。

ある日、備え付けのテレビをつけたら、ブツッと言って、ボンっと煙が出て、死んでしまいました。
こんな漫画みたいな事本当にあるんだー。
っと、びっくりしたものです。

当時失恋した直後で仕事オンリーだった私に、ちょっとした電気やらガスの問題があった時、電話帳片手にエンジニアを探し、来てもらってもその人が信頼できる人かどうか判断が出来ず、すごい困ったこともありましたっけ。なめられてる〰っとひどく傷つきました。

近所のYMCAのジムに通い、ヨガに出会ったのもこの時期でした。小さなスポーツクラブだったけど、良心的でなにより先生がよかったな〰。

バナーズというカフェの、終日イングリッシュブレックファースト、可愛い小物などを売ってるブティック。好きだったな〰。きっと今頃もっとおしゃれな町になっている事でしょう。

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