Friday, October 1, 2010

ジャンコクトーの街マントン(Menton)

ロンドンからお友達カップル(日英)が数日遊びに来てくれました。彼女たちとの再会はおよそ2年前の夏で、しかも1日だけという短時間。その時は婚約中だったけど、今回は夫婦となってやってきてくれました。 南仏は初めてという二人の訪問は、私たちにとってもとても楽しい時間でした。

コクトー美術館
コクトー作の結婚式場入口












彼らの滞在中お天気に恵まれて、ロンドンとは違う青空と太陽に二人とも楽しんでいるようでした。(彼の方はサングラスを忘れたそうで、目元がまぶしそう)彼女からの事前リクエストに応えて、到着翌日はマントンの街を訪ねる事にしました。

残念な事に、夫は急に仕上げなくてはならない仕事があって一緒に行動ができなかったので、ガイドは私が担当。マントンへも運転は初めてでしたが、問題なく到着できました。

ほとんどイタリアの国境近い小さな港町は、パリで舞台作家として活躍していたコクトーが晩年を過ごしとても愛した街らしく市役所の結婚式場の壁画を手がけるなど街中がコクトーという感じ。式場は残念ながら写真撮影が出来なかったのですが、一見の価値があります。
市役所の人に聞いたら、やはり住民以外の人の結婚式は出来ないとの事。簡単ながらお友達カップルのミニ結婚式を私が市長さんに成りすまし挙げてみました。

コクトー美術館は、当時古い要塞を改装してアトリエとして使われていた所だそうで、彼が手がけた舞台の写真、本、絵画、陶器などとてもユニークな作品が展示されていました。現在その正面に大型ミュージアムが建築中で、今後どのように改装されていくのか楽しみです。

山から曇り空が下りてきていて、ちょっと風もあったし怪しかったのですが、何とかここで有意義な数時間を過ごすことができました。帰りがけにエズの中世の街とフラゴナールの香水工場の直販店でもお買い物しました。

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