Monday, October 11, 2010

アレルギー血液検査

今日は私のアレルギーに関するお医者通いと合わせて、フランスの医療システムにも触れてみたいと思います。
月曜日、近所の主治医へ出かけてきました。先日のアレルギーショックを伝え、アレルギー検査と専門医に診察をしてもらいたいとお願いしました。
すると、アレルギー用の血液検査依頼のメモと、アレルギー専門医へ紹介状を書いてくれました。そして、専門医の診察前にまた再度アレルギーショックが起きても対応できるように、お薬の処方もくれました。

この先生、英語を話すという事で2ヵ月ほど前に友人に紹介してもらい主治医を変更してもらったのですが、そうしてよかったと思いました。アパートの大家さんから紹介してもらった以前の先生はあまり対応がよくなく、彼が出してくれた処方箋にも不満がありました。今度の先生はもっと丁寧で忍耐強く私の話(フランス語でした)を聞いてくれ、アレルギーに関する説明もしてくれました。先生を変える場合には、新しい先生の承諾も必要で、その後フォームにサインをして、アシュアランス・マラディ(Assuarance Maladie)と呼ばれる国民健康保険へ送って変更手続きをしてもらいます。アスアランス・マラディでは、個々に写真付のカート・ビタル(Carte Vitale)を発行していて、これが保険証の役割をします。

診察料ですが、フランス主治医は、セクター1と2で格付けされていて、セクター1のお医者は22ユーロ、2は許可によってお医者が自由に値段設定ができます。アシュアランス・マラディから、後日銀行振り込みでベースである22ユーロの7割返還される事になります。イギリスではこの主治医の診察は無料でした。前の先生は35ユーロ、新しい先生は30ユーロです。ちょっとお得な気分??

帰りに処方箋を薬局で取りに行きました。 お薬についているシールの色で、返還率が分かれます。白は100%、65%の2種類、青35%、オレンジ15%。白シールでボールペンでXを付けられていたら100%、Xなしは65%という具合。各家庭で、ミューチュエル(mutuelle)と呼ばれるプライベート保険に加入していると、その返還されない部分を負担してもらえるという仕組みです。 今回の処方箋は、65%返還に差額はミューチュエルが払ってくれるという事で、無料でした。
白シールでXなし=65%返還

そして翌日、近所のラボラトリーへ出かけ血液検査をしてもらいに外出。日本だと地元の病院で採血し、それをどこかラボラトリーへ送って結果待ち・・・という感じですが、こちらは患者がラボラトリーアナリズへ出かけます。街には最低1-2件あるようで、お医者、薬屋の多いこのカンヌにも何件もあります。採血をしてもらって、結果は2日掛かるとか。郵送も可能らしいけど、近いので取りに出向くことにしました。今回の血液検査の費用は、詳細不明ですがミューチュエル負担(4割)もあり、無料でした。ラボラトリーは、イギリスでは見かけないモノでしたが、この連携はとても素晴らしいと思います。

検査の結果も入手し、専門医へ予約の電話を入れました。一番早い予約は、2週間後だと言われました。まあ、どの専門医もこんな所でしょうか。専門医編は、後日更新する事にします。

ちなみにカート・ヴィタルですが、年に1度程データ更新をしないといけないそうです。カードには過去12か月分の通院記録、処方箋録が残っているそうですが、近所の薬局に置いてある目立たない専用機械にカードを入れて更新します。先週、1晩泊まった病院から、カード更新が必要なので、更新してIDと一緒に持ってくるようにと言われ、アチコチ探してしまいました。

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