Monday, April 28, 2008

日本の映画上映会


日本の映画の上映会が近所であるという雑誌広告を見て、出かけてみました。
吉田喜重監督と女優岡田茉莉子が日本から来て、トークと映画2本、そして映画の間に軽食まで付いてて、1000円程というお得な上映会。学校の隣の映画館でやってまして、月曜の夜にも関わらず長蛇の列、ほとんどがフランス人観客でしたが、日本人もちらほら。前の列に並んでいた同世代の日本人女性二人と軽くお話をしたらカンヌ在住との事、さっそく電話番号を交換しました。
親切にも割引券を頂いたので、更に入場料がお得になってありがたかったです。
吉田監督というのは60年代新鋭の監督だそうで、フランスのヌーベルバーグ映画に影響を受けた監督だそうです。私は始めてその映画を見ることになります。
さて本題の映画ですが、1本目は2003年作品「鏡の中の女たち」広島の原爆にあった女性とその子供、孫3代の女性の行き方などを描いた映画でした。テーマが重く、訴えたい事も奥深い映画で私は考えてしまいました。
その後の軽食はワインも付いてて、ちゃんとしてました。
1本目で帰ろうかと思ったのですが、せっかくだからと2本目もみる事に。岡田茉莉子映画出演100本記念で自ら企画もした、1963年作品「秋津温泉」。これは戦後に出会った男と女の17年間のラブストーリーだそうですが、自殺思考だが死にきれない男と、その男を慕い待ち続ける温泉宿の女、宿の経営も年と共に衰え、それと同時に女の人生も衰え、最後は彼女が人生の幕を自ら閉じることになります。
私はこの映画の方が、良い出来なんじゃないかと思いました。そして当時27歳の岡田の綺麗な事。フランスはこういうアート系映画が好きなんですね。私には初体験でした。
長い映画が終わり外へでると、すっかり午前1時近く。ローカルバスもありませんので、歩いて帰らないとね。。。っと夫と話していると親切な人が車で近くまで送ってくれました。ラッキー