パリにて・・・北野武展

あっという間に9月になってしまいましたが、私たちの短い夏休みをお話しましょう。

北野武　個展のリンクはこちらをクリック

パリのカルチエ現代美術財団で春から開かれている北野武の個展へ行ってきました。
フランス芸術文化勲章、フランス人ライターの彼との「非公式」インタビューでつづる本が出版、カンヌ映画祭に出品と、この個展も当初予定の3ヶ月から6ヶ月間へ延長され、今年フランスでは注目されること盛りだくさんの彼です。


彼がフランスはもとより世界で芸人としてよりも、映画監督で有名ですが、フランスのどこかのチャンネルでは、再放送で「風雲たけし城」なんて20年以上前の番組が見られたりします。なので、コメディアンのたけしを知らないわけではなさそうです。

今回の個展は、頭の中で考えてるものを表現したものが展示されているような感じでした。実際に彼が描いた絵はとてもカラフルで、見ていて楽しく、フフと思わず笑う所、皮肉めいた所もあります。理科系の彼が、ちょっとひねったパズルも展示されていたり。皆真剣にいじってます。
入場券に抽選がついていて、当選するとガンスプレーで牛をペイントできるなんて特典もありましが、私たちは外れ。
お祭りの縁日を彷彿させる雰囲気で、縁日に入ると「お笑いウルトラクイズ」の映像が。こういうクレージーな番組が欧州にはないだけに、子供も大人も大笑いしていました。ギャラリーの裏庭には退屈しのぎをもじって「大仏しのぎ」という屋台で大仏の形の大判焼きや日本のお菓子、飲み物が販売されていました。

ポスター

裏庭から、中で真剣にパズルをやっている人がいました。

こういうこと日本でやってもあまり受けなさそうだけど、彼の不思議な発想とかが魅力なんだろうなと思いました。

「大仏しのぎ」からの収穫