Thursday, March 20, 2008

Mr.モハメドさんの誕生日

昨日はイスラムの教祖モハメドさんの生誕記念日だそうで、今日は朝からイスラム教のクラスメートがバラの花を持ってやってきて、皆に配ってました。私も一つ頂ました。嬉しい。



なんでもモハメドさんは崇高な人だから、彼の汗はバラの香りがしたんだそうです。
午後の授業はトルコ人のイスラム教の人たちが、夕べは家族(男女別々です)で集まりコーランを読んでから食事を軽く取って、朝までお話をしていた等と、記念日の慣わしを説明してくれました。

中でも特に印象的だったのは、ある子が自国トルコやこちらフランスでも、学校などの公共施設での宗教的な服装を禁止している為、大学へ進学する事を諦めたそうです。この5年ほどイスラム教だからとテロじゃないかなどと言われたりして嫌な思いをしているそうです。

私はそれに対して、もしも今までずっと日本に住んでいたら、そういう人の気持ちは理解できなかったかもしれないけど、イギリスに長年住んでいてイスラム教のお友達も何人かいて、すごくいい人たちなのに、一部の狂信者の為にどれだけかわいそうな思いをしているかと思うと、とても悲しいっと発言しました。

他にもアメリカ人のクラスメートは、今のアメリカ大統領の政策のお陰でとても恥ずかしい等と発言していました。

世界中で何百年も昔から宗教と民族の戦争というのは続いているけど、やっぱり政教分離は大事だと思う。哲学や宗教の教えというのは、古くから国や地域に落ち着き、一般常識のようになります。英語やフランス語はキリスト教から来る言葉が多々みられるのと同様、宗教的な由来がとっても多い。知っておくのは大切だと思う。

昔の古い教訓を現代で通用させるのには限界があるのだから、何もスカーフが付けられないからって自分のやりたい勉強や仕事ができなくって惨めな思いをするなんて、規律を時代の合わせてもうちょっと緩めてあげてもいいじゃん。。。。。。と言いたい所ですけど。

とは言え、私はその昔イギリスから同僚数人と度々東京へ出張した時期があり、ある時皆で食事に出かけた際に前代未聞の大失敗をしたことがあります。

同僚の中にイスラム教徒がいて、お店の人にメニューの中にお肉(特に豚肉)は入ってないかと聞きました。注文の際ウエイトレスは入ってないと言ってたのにも関わらず、焼き飯の中にちーっさい豚ひき肉がプチプチ入っていたのです。最初「美味しいね」って言っていたのだけど、気づいた後彼はまーっさおな顔をして一切何も口にしないでホテルへ戻ってしまいました。その夜は腹痛で苦しんだそうです。きっとバチが当たったと思ったのでしょう。

私も謝っても謝り足りない思いで一杯でした。だって彼にとっては大罪を犯してしまったのですもの。私が悪魔だと思ったに違いない。今でも悪いなって思ってます。悪気は無かったのよ!!
ともかく日本人はとかく宗教のお話は避けますが、外国では宗教は切っても切れません。奥が深すぎて、解決策なんてあるんだろうか。と思ってしまいますが、私はみんな仲良くしようよぉーと言いたい。

No comments: