Thursday, January 8, 2015

風刺するフランス文化とおちょくれない自分

昨日朝からテレビ報道で大騒ぎになっている、風刺雑誌のシャーリーヘブド編集局襲撃事件。夕べからずっとテレビを付けては、今朝起こった別の襲撃事件など、物騒なパリの状況や、襲撃された雑誌社のこれまでの功績などを観ました。

この雑誌の事は前から知っていたけれど、へーっと思う程度でそれほど真剣に考えてみた事もなかったのですが、ふと考えました。

フランスって本当に政治家や権力者をテレビやメディアでユーモアを入れて皮肉ります。ギニョールという人形を使った番組なんかは、常に政治家をからかっています。それはいじめているのではなく、単に社会の問題を面白くしたいのだそう。

例えば、障害者に対してもよくおちょくったジョークとかあります。
こんな事言ったら相手が傷つくかも知れないのに・・私だったらそこは触れない・というような事すら、笑いにして、社会の弱者が出来ない事を取り上げたりします。

逆に政治家が税金すら払ってないのにパリの一等地に家賃も無しで住んでいるなんて事、最近では大統領の不倫やらが取りざたされたら、それも笑いを交えて皮肉ります。

私はいじられ慣れていないので、まだまだ精進しなくてはなりません。
家庭でもそういう事よくあります。福島原発の汚染水がどうだああだ。私の掃除が出来てない、ああだ、こうだ言われると、キーっとなってしまいます。
"Ooh, On peut pas rigoler " 「あーもう笑えないな〜」

悔しい〜
自分の周りの出来事や失敗などを笑いに出来たり、誰かにいじられても笑い飛ばして真に受けない。
からかわれても、からかって返すくらいな、そういう心身ともに強い自分にならないと、フランスでは暮らして行けないと気づかせてくれた事件です。

早く犯人が捕まると良いですね。自分の身は自分で守れです。

No comments: