Saturday, October 13, 2012

ヴェルニサージユ:ボナール美術館

画廊のオーナーは色んな美術館やギャラリーの特別な催し物の招待状を受け取りますが、行けない時は私にくれます。

ですが、ずっと行かれずせっかくのチャンスを逃していましたが、今回やーっと行けました。

ルカネにあるボナール美術館です。




ヴェルニサージュとは、画廊や美術館での特別展示会や総入れ替え後のオープニングを言います。友達から教わった所、Vernissageという言葉から推察して恐らく、昔は絵画が出来た後ニスVerniのようなコーティングをして油絵を守るという事をオープニングにするので、その言葉が使われるようになったのではないか・・・という事でした。

今は油絵なども質向上しているから、そんなニスのコーティングをする事もないそうです。

今回の展示会はパリのオルセー美術館と協賛して「ミシア、パリの女王」と題して、ミシアというパリで芸術家のサロンを開き、多くの偉大な芸術家と交流をし、実際にモデルにもなった女性を中心に、彼女をモデルにした作品の多くを展示しています。

18時半から始まったイベントは、とっても混雑していましたが、興味深い作品や手紙、そしてロートレックのポスターや木版画などが展示されていて、かなり日本の版画によく似た感じだなっと思いました。この版画の作品が小説の挿絵として使われたりしていたのですが、当時は男女の関係を描写する事がダメだったそうで、(抱き合うとか、キス程度ですけど)絵の一部がカットされていたりしたそうです。フランスで??っと驚きます。
そうそう日本ではロートレックとして有名ですが、フランスで通じる名前は、ド・トゥールーズ=ロートレックなんだそう。ちょっと発見でした。

テラスでは来場者にカクテルやカナペが配られ、とても素敵。1月8日まで開催ですので、一度立ち寄って見てはいかがでしょう。


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