Sunday, September 26, 2010

セ・パ・ノーマアル!!!Vol1 C'est pas normal

「尋常じゃない」とでも言うのでしょうか。このフレーズ、セ・パ・ノーマアル(C'est pas normal)。
フランスでは、というかこの辺りでは良く聞くフレーズです。

ちなみに反対語は、セ・ノーマル(C'est normal)
「当たり前よ、当然だわ」という所の意味で、気にしないで~的な感覚で使われてます。

今週になって、2度ほど頭に血がカーッと昇るような出来事がありました。


この辺には、私が他人の事をこういうのもなんですが、自分勝手な人間が沢山住んでおり、自分の意思を(たとえ自分に不備があったとしても)意地でも通そうとする人が沢山あふれているのだと、言葉が分かってくるようになると感じるようになりました。
そこで、負けちゃぁ相手の思うとおりに事が運ばれてしまいます。負けるなじー。

いや、だからといって私まで意地悪なおばさんになってはいけないのですが、外人で言葉がちゃんと話せないからってなめるなよ~っと主張する所は主張しないといけません。

例えば:
犬の糞を掃除せずに、立ち去ろうとする飼い主。
カンヌの町中は、悲しいかな犬のフンがそこらじゅうに落ちていて、あまりにも管理主の自分勝手さが目に留まります。ご丁寧に、犬のフン専用のゴミ箱とビニール袋だって町に備え付けてあるのにも関わらず、キレイな身なりの人々が子犬をアクセサリーのように連れてきては、町を汚したまま通り過ぎる。私にとって、犬を飼ってる人=掃除しない人みたいに関連付けてしまっています。

最近はそういう人を見かけたら「あのー落し物ですよー」と教えてあげるようにしています。それで逆ギレされたってちっとも私の知ったことではありません。大抵の人は、そこで今ビニールを探してくるわと言って処理してくれるのでしょう。Grumpy Old woman 丸出しですね~(笑)

今週私が切れたのは、こんな感じ。
1.木曜日、ガソリンスタンドで
混んでいないスタンドで給油後、そばにあったバケツとブラシで窓ガラスを掃除している所に、背後からホーンの音が。何のことだろうと2度目のホーンで振り向くと、「窓なんて掃除せずに、早くそこから動け!」というようなジェスチャーをしているマダムがいます。
マダムは道路からすぐに入れる私が使っていたポンプを使いたかったのでしょうが、私だって混んでいたら悠長に窓なんて掃除しません。
隣のポンプを使っていた女の子が、他の空いているポンプを指差して教えてくれました。

「マダム、何か用ですか?他にもポンプがあるんだからそこを使えば良いじゃないですか?」
「あーむかつく!」とちょっと叫んでしまいました。
マダムは、空いているポンプがある事が分かってか、私が文句を言ったのに怯えてか知りませんが、別の空いているポンプに車を止め事をなし、私は掃除を済ませそこを立ち去りました。


2.土曜日、近所の「スパーSpar」というミニスーパーで
2パイントのミルク(1.5ユーロ)を購入しよう、10ユーロ札で支払いをしようとすると、店員が「小銭がないから5ユーロ札でもないかしら?」と聞いてきました。「あいにく手持ちにこれより細かいお金はありません」と答えると、レジに沢山ある1ユーロコインを見せながら
店員:「今あなたにおつりをあげたら、これ以上商売が出来なくなる」
私:「??私だって持っていたら上げますが、ないって言っているじゃないですか」
店員:「ここでは、お客が適当なお金を持ってくるのがルールで、お店の義務じゃない、それがフランスのルール」
私:「は~????私、近所に住んでいて何年もあなたを知っているけれど、こんな態度をされたのは初めてですよ。尋常じゃない!」

と、言い店を去りました。
か弱そうな外人だと思ったのでしょうか?イージーターゲットだった可能性は確かにあります。このスーパーは、英語圏の人が良く使うお店なので、他の人にこう言ってるかは?です。
フランスのルールが客が小銭持参だなんて、間違いなく外国人である私に向かって放った人種差別な言葉です。あまりの無礼さと、尋常なじゃい態度に頭から血が上るのを感じました。何度もこんな思いをするなんて頭が禿げそう・・・・

とにかくも、スパーの隣の別のお店でミルクを買い「あいにく小銭がないんだけど」と10ユーロを差し出すと、「大した事ないわ」と快くおつりをくれ、私は必要な買い物ができました。

スパーを通り過ぎ家路に着く際、玄関先で買ったミルクをかざし「カスタマーサービスはどこ?ふぁっXおーふ!」とカッカしながら叫んで帰りました。
この国にカスタマーサービス精神なんてゼロです。何だって店員に媚売って買い物をする必要があるんだか・・・在仏英作家スティーブン・クラーク著の「Talk to the snail」にも、フランスではまず店員に「ボンジュール!」と挨拶をしないとその後のサービスを聞いてもらえないと書いてあり夫も納得していましたが、これは異例なケースでしょう。

彼女を思い出すと、まだ怒りが収まりません。 なにこの国?でも挫けません。

3 comments:

Bashi said...

大変でしたね!!!
と言いつつ笑ってしまいました(^▽^)。
ちょうど日本ではこういう横柄な店員などの「シンジラレナイ!」をテレビでやってました。見せたかったです。

私もこういう経験いろいろあるので、今度会ったときにでもお話したいなぁ。それまで忘れないようにメモしておきます。最近スグ忘れちゃうので。

akiko said...

最近、モノプリの店員に似たようなムカつきを感じましたー!

他の店員とおしゃべりしながら、私の買ったライムを計量、よそ見をしているので、適当に袋の下側をつかみ、見事にライムは落下。

挙句の果てには、
「袋、ちゃんとしばらなきゃダメじゃない」

、、、怒

顔覚えたので、もうあの店員のいるレジには並びませんっ

Zzie said...

>>Bashiさん、こんにちは~

細やかなサービスを誇る日本でさえ、態度の悪い店員とかがいるなんて、ちょっとビックリです。

いつか笑える日が来るのを期待して、もっと朗らかになるよう心がけたいです。

>>Akikoさん、こんにちは
この国の人には、自分の非を認めるどころかそれを他人のせいにする事で、ストレス発散でもしているんでしょうかね?

いつか、そういう状況の中でも、皮肉な言葉で返してやりたいと思います。