Friday, September 25, 2015

少しずつクレーム:国民保険と任意保険

フランスの健康保険システムは、国民保険と任意保険とを合わせる事で、7-8割がた戻ってくるようになっています。

暫く整体マッサージや歯医者などでお医者に通う事が多くなっていて、ふと発見した事がありました。
任意保険の返金が3年以上なされていなかった・・・という事です。

この問題が起こった原因が、数年前に切り替えた私の自営業としての保険です。

保険証の番号自体は、国民保険と変わらないのですが、自営業者の保険証に変えた事を任意保険の会社へ連絡する事を怠ってしまった事が原因のようでした。

どっか、システムでデータベースのチェック位してくれても良いのにな~。。とバカだ、アホだとののしって地団太を踏む私。横で、そんな態度じゃあ、フランス人は手助けなんてしてくれないよーだ、と私の怒りに拍車をかける夫。


薬は問題なく、薬屋さんへ返金されているのに、主治医や検査などまーったく何も返金がありませんでした。こういうのも、システム自体がしっかりしていれば、薬と往診がマッチしているかとか整合性チェックして、なければどうしてないのかはじく、なーんてやってくれても良いのに、さすがに全国民の面倒を見るのは難しいのでしょうか。それだって、大きく見ればコストを削減につながるとは思うのに。。。

直ちに、どこがどう間違っているのか、エクセルでさかのぼる作業を始めたのは、7月初旬の頃です。悔しいけれど、手紙を書いても夫に頼ってチェックしてもらわないとなりません。言い方が悪いだとか、表現がストレートすぎるやら、国民保険や任意保険への手紙を何度も送る度に、彼のチェックが入ります。

国民保険では主治医や主治医が勧めてくれた専門医などは、7割返金になっているはずなのに、3割しか保険から戻ってない事も判明して、ややこしい事盛り沢山。主治医の登録も数年前にしているはずなのに、またやり直しだったり。なんせ書類大好きフランス。そんな情報だって、カードのICチップに入れちゃえば良いのに。

その他にも、私に7割返金になるはずの分が、どういう訳か主治医へ渡されているという始末。

これって、どうなっているのでしょう?損をしている人、私以外にも沢山いるのではと疑ってしまいます。

さて、チマチマやって、8月末になり、取りあえず今年分の国民保険は、国民保険側が訂正をしてくれないと、任意保険へクレームが出来ないので、保留案件ですが、過去数年分に関しては、必要な証拠文書を全てコピーして、ぐうのねも出ない位完璧な状態で、送った結果、9月に入ってほぼクレームした分が返金されました。

やったー!!!!!!

フランスって、言わないとやらないんだなって思います。
私のクレームへの手紙にも、一言も「このたびは、ご不便をお掛けしました」というちょっとした謝りの言葉すらありません。(サービス精神ない)今回は、私がステータスを更新していなかったのが原因でしたが、それでもイギリスでだったら、こういう時は、社交辞令であれ「ご不便をお掛けして申し訳ありませんでした」って言葉が書面に入ったと思います。

時間はかかるけれど、クレームしたかいがありました。これでもっと安心して、医療を受けられます。これからはもっと目を凝らしてチェックしないと、相手に全て任せてしまっているのはいけませんね。一つたくましくさせてもらいました。

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