Friday, November 14, 2014

ありえない事があった 夏の思い出


この夏の始まり位に起こった出来事です。




南仏に移住してきてかれこれ7年。我が家には駐車場がないので、近所の駐車場を借りていました。スーパー隣にある建物の美容院のおばさんが、スーパーに広告を載せてすぐ決まったのです。それまではお隣の公共パーキングを使ってたけど、そのおばさんの所にしたら半額。車を使ってなくて、駐車したままエンストという事はあっても、平穏な日々を過ごしていました。

ある日、久しぶりの美容院へ出かける為に車を取りに行ったら(美容院はおばさんの所ではなく別の所)、干からびた紙切れが車のワイパーに挟んでありました。なんか書いてあるけど、滲んで読めませんが、なんかここに駐車しないように。。。みたいなことが書いてありました。

妙な事書いてあるけど、私の事じゃないよな・・・っと美容院へ。すっきりして戻った私が駐車をし終わった後、上からおばさんが、「そこを動かないで待ってて」との事。建物のおじさんが降りてきました。「誰から借りてるの?その持ち主が場所を知らない人が駐車してるって困ってるんだけど」

「え??だってそこの美容院のおばさんから長年借りてますよ。」

「そこは彼女の所有している駐車場じゃないんだけど。。。」

「はー?」ビックリー!毎月律儀に小切手を書いて、届けて、にこやかに受け取っていて、しかも他愛ない世間話とかまでしていたあの美容院のおばさんは、この3-4年もの間、他人の駐車場で儲けていたって事ですか??

って怒鳴りに行こうにも、彼女は優雅にどっかへバカンスへ。

そのおじさんは、その建物の寄合の担当の人。どうやら年末から春先に掛けて、本当の持ち主の人が亡くなり、その家族が引き継いだ所、我が家の車が彼らの駐車場を使っていると、悶々としながら持ち主を待っていたらしい。我が家はあまり車を使わないので、暫く待ってたんだとか。そしてどうやら美容院のおばさんは、本来の持ち主に髪の手入れをしてあげる代わりに、駐車場を自由に使っていいとかいう、おばさんと亡くなった人との口約束だけでずっと何年もいたそうで。死人に口なし。
他人の持ち物で儲けていたのはゆるぎない事実ですが、我が家も特別契約書を作ってたわけではなく。

ともかくも数日の猶予をもらって、追い出されたわけであります。

そういえば、おばさん人相が悪いし、信用しずらい雰囲気だったのは、やっぱりこういう事だったのだ。。。でも、ありえない。。。。。

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