Monday, January 21, 2008

学校



ようやく学校での授業やクラスメートにも慣れてきました。英語を話せる人はほんのわずかなので、物を聞くのも一苦労です。クラスにいる大半のアラブ人女性と3人の男性らは、お国言葉で話してばっかりで、お互いニコニコ微笑んで誤魔化すしかありません。。。ただアラブの人たちに聞きたい事があるのです。「ハマムhammam」というアラブ特有のサウナスパの事。
私は昨年2月に女友達3人で、モロッコはマラケッシュを旅行しました。その際にハマム体験をしたのです。スチームの中へ入り、身体を暖めた後、黒い石鹸クリームを身体、顔全体に塗りまた15分程スチームへ戻ります。浴室へ戻って体中をゴシゴシ垢すり。恐らくひみつは黒い石鹸にあると思うのですが、垢すり後すっごくお肌がしっとりするのです。マラケッシュの繁華街で30ユーロ程だったと思います。(下の写真はマラケッシュ市場で撮った子供達ー素直そうな可愛い子に見えますが、この後お金をせびられました。)

フランスにもハマムはあちこちあり、ゴージャス版もホテル内にあったりします。家の近所にもまだ行っていないけど1件庶民的な所を見つけました。だけど本場物はないかなぁ。。と聞いてみました。どうやら学校近くのマルシェお向かいにあるそうです。クラスの誰かを誘って絶対試したいです。
あと、クスクスとタジンの作り方も教わらないと!授業でレシピを通して勉強するって時々あるのですが、どうも皆肝心のスパイスを面倒だからと省いちゃうんですよね。

Saturday, January 19, 2008

食いしん坊万歳

日本で有名なフランス語の中に食通という意味のグルメ(Gourmet)がありますが、食いしん坊というのはグルモ(Gourmand)というんだそうです。

我が家はまさにそのグルモ。近所のお店を今日はご紹介しますね。
店内がアールヌーボーのビストロです。ここは今日のメニューというメイン4種類のみを選択するだけで、アラカルトメニューはやっていません。前菜にはホームメードパテ、サラダ、グラスシャンペン、第二前菜にスモークサーモン、そしてお口直しにウォッカのショットがやってきます。ワインはハウスだけどボトルでサーブされます。



メインには私はシーバス、彼はヒレステーキを、ポテトグラタンがサイドディッシュで出てきました。
どれもいわゆるフランスの家庭料理でほっとする料理ばかりです。このお店ではポトフもやっているようです。
デザート、私はチョコレートケーキのカスタードクリーム添え、夫はペアのムースケーキを頼みました。

これだけ食べて、飲んで、なんと一人35ユーロなんです。イギリスじゃあありえない。
お友達が遊びに来たら是非ここへ連れて行ってあげたいお店の一つです。

Wednesday, January 16, 2008

フランス市民講座

朝からニース県庁へ、フランス市民講座を受けてきました。

実は先週にも1日、健康保険や就業などフランスでの生活面についての講座を受けたのですが、今回はフランスの歴史や社会史、EUにおけるフランスなどを勉強してきました。幸いな事に英語の通訳が付いてくれたし、おまけに2年近く在仏の日本人女性も講座を受けていて親切に日本語で説明もしてくれ、帰る頃にはすっかり親しくなったのでとっても嬉しかったです。

さてさて、講座内容ですが、すっごく大雑把なフランス共和国が出来るまでを教えてくれ、19世紀以降の社会面での移り変わりなども教わりました。身分制度と絶対的な王政や、重い税制などが原因で平民の不満が爆発した市民革命が起こった後、女性の参政権が確立されたのは50年後、16歳までの義務教育が始まったのは、そのまた40年後の1884年だそうです。
フランスの政治は二院制でだそうですが、大統領(サルコジ氏)は国家のリーダーとして、軍事及び外交の任務があること。外国人はフランス人にならないと参政権は与えられない事。職業の自由とはありますが、弁護士、国家公務員などの職業は外国人にはないと言う事でした。

面白い所では、フランスの国歌である「ラ・マルセイエーズ」という曲は、ストラスブールで作られた曲にマルセイユの兵士が革命でパリへ向かうときに歌詞を変えて歌っていたことから歌い継がれたそうです。その他にも、フランスを象徴する「マリアン」という女性の銅像が、切手や県庁役所には必ず見られるそうですが、これは革命を象徴していた女性の絵から来ているのですが、その名前は当時人気だった名前「マリーアンヌ」が短くなったんだそうです。結構単純。
また人権についても触れ、就学・就労上で、宗教や人種などの差別は違法である事、ただしそういう場に宗教的な物を見につけることはアメリカテロ事件後を影響してか、2004年に廃止になったそうです。

フランスの歴史や社会面など、まだまだ勉強する事が沢山あります。そしてイギリスや日本の事ももっとしっかり知って比較できたら面白いと思いました。

Sunday, January 13, 2008

St. Rafael サンラファエルへドライブ

車も直った事だしちょっとふかしに行こうと、カンヌから海岸沿いを西へサンラファエルという保養地までドライブしました。日曜日はどこも閉まっているので、遅い午後の数時間という感じでお出かけしました。特に降りて観光をしたわけじゃなく、さーっとUターンして戻ってきたんですけどね。

カンヌ周辺エリアにはまだ未知な私達なので、地図も見ないでダラダラと当てもなくドライブしていく事にしました。

カンヌ正面にはサンマルグリット島とサンオノラ島という小さな島が2つあるのですが、カンヌからはサンマルグリット島しか見えません。ドライブしていると後に隠れていたサントノラ島を初めて見ました。ここは修道院が所有する島だそうです。写真で中央がサントノラ島、左側にある大きめの島がサンマルグリット島です。見ますか?




サンラファエルの街は、ちょっと大き目の保養地という感じでしょうか。まあこのエリアの海岸沿いはどこもそうなんですけど。もう少し先に行けば高級リゾート地のサントロペがあるのですが、そこへは行かずに戻る事にしました。




夕飯はまたムール貝です。旬なのでかなり身が大きいのではと期待していたのですけど、それ程でもありませんでした。今回はベーコンクリームにしてみたのですが、結構美味しかったです。次はトマトかな。

Wednesday, January 9, 2008

フランス語学校始まり!

学校が始まりました。家からは徒歩とバスで30分程のカンヌラボカという隣町に学校があります。朝8時半から午後4時半まで(お昼休み1時間半)、スケジュールの組み方は個々で違うのですが、私は週30時間と欲張ったので暫く様子見です。

私のクラスは初級クラス。15人程で大半はアラブ系移民です。彼女達の中にはフランスに5年以上いるのに仏語が話せないという人もいました。コミュニティが出来ているエリアで生活すると、外国語を習得しなくても母国語で生きていけるんですよね。逆に仏語は話せるけど読み書きができないという人もいます。その他の人たちも、境遇は私と同様フランス人配偶者がいる人たち。皆今年の目標として、「旦那と家でフランス語を話すようにする事」と言ってフンフンうなずいてました。

初級といっても様々なレベルが混ざっているので、授業は2-3組のグループに分かれてそれぞれ違うマテリアルを使って勉強する感じです。午前と午後で先生も違います。
初日にいきなり過去形でクリスマス休暇の作文を書きなさいなんて言われてぶっとびました。まだ現在形すら知らないのにぃ!!!あー電子辞書様様です。これのお陰で瞬時に言葉の意味が探せます。基本的な単語や数字など、勉強が足りなかったなっと、授業が始まってからちょっと反省しました。練習問題集を買ったので、これからもっと勉強しようと決意しました。

Sunday, January 6, 2008

生活の違い(イギリスVSフランス)

クリスマスも終わり、新年も明けて人々が待ちに待っている事があります。それは「冬のセール」イギリスでは、その季節の景気や売り上げ状況を見て早ければクリスマス前に少しずつセールを始める店舗もありますが、通常はクリスマス明けの26日(この日はBoxingDayで祭日)から始まります。大手デパートのハロッズや私のお気に入りセルフリッジは年明けが恒例になっていますが。。。

昨日夫に教えてもらってぶっとんだのは、ここフランスではセールというのは政府が承認する年に冬・夏2回の指定された期間のみなんだそうです。そしてその期間も地域によって異なります。セールは主に衣料品関係が主流で、電化製品などがセールになるのはあまりないと言っています。(本当なんだろうか。。。後でもっと勉強します)
イギリスは金融の国と言われる程、金融業や各種サービス業が盛んで、この10年で更に景気が良くなっています。ワイン製造農家や家畜・農村などを守り、国内での価格競争をコントロールしているフランスは、お役所色が強いです。サルコジさんが元モデルとの恋愛話でメディアをごまかしている間に、ちょっと私も勉強する事にします。

それと、もう一つ。不思議なんですけど、フランスにはレター用紙以外で(私が言う)普通の罫線付きのノートブックが存在しないんですよ。明日から学校なので、ずっと探しているのですが、売られているのは、中学生の頃筆記体の英語を練習した細かい線のついているノートか、0.5センチ四方の四角で作られたグラフ用ノートの2種類しかないんです。かといって皆字をそれに合わせて小さく書いているのかというと、それは「?」なんですけど。
きっと郷に入れば郷に従え。。になるのでしょうね。。

ちなみに南フランスのセールは1月9日から2月中旬まで1ヶ月以上あります。何を買おうかな。。フフ。

Friday, January 4, 2008

王様のお菓子

クリスマス後の12日目くらいに食べる伝統的なお菓子があるそうです。


ガレットデロア( galette des rois)「王様のお菓子」とでも言うのでしょうか。これは3人の王様が、イエス誕生にお祝いを持ってベツレヘムに到着するという、公現祭(Epiphany)を祝う特別なお菓子だったそうですが、現在では新年には欠かせないお菓子になっているそうです。

シンプルなパイ生地に中はアーモンドクリームがぎっしり詰まっています。パイの中にはチャームのような陶器が1つ入っていて、皆で切り分けてそれに当たった人は紙で出来た王冠をかぶりその日は王様・女王様のように振舞えるという慣わしがあります。

さて結果は、ビデオを作りました。。。。

実は翌日に、残りの半分を食べたのですが、その半分にもご丁寧にもう一つ陶器が入っていたのです。その日は私が女王様でした。

雨のカンヌ

1月に入ってから曇りや雨の日が続いてます。雨も終日降ってたりして、出かけるのもおっくうになっちゃいますよ。’350日晴れ’といわれている南フランスですが、どうしたものでしょう。
年明け早々妹家族がウェブカメラを取り付けてくれて、この数日楽しい会話ができるようになりました。甥っ子ともこれでお話が顔を見ながらできるのでとっても楽しいです。
(妹よ、弟よ、ありがとぅ!)





妹が教えてくれたドラマ「ごくせん」-面白くってはまってます!

Thursday, January 3, 2008

フランスが生んだSF作家-ジュール・ベルヌ

クリスマスの日、風邪でダウンしていた私の目をある映画が起こしてくれました。
もう50年以上昔のディズニー映画です。「海底20000マイル」
この原作はフランスのSF作家ジュールベルヌが19世紀に書いた作品だそうですが、彼は自然や科学を作品に盛り込むことを好み、この作品はまだ当時人類が見たこともない潜水艦が原子炉を使って海底を旅し、現代の科学で可能になった事をまさに予言するかのごとく描いた作品だそうです。若いカーク・ダグラス(カッコいい)も出演していて、とても面白かったです。

そのチャンネルでは、その後もジュールベルヌの作品を元にしたドキュメンタリーがありました。世界旅行などした事もなかった彼が、「80日間世界旅行」を書くに辺り南極横断の苦しみや、熱気球を使って世界横断を目指す科学者など、実際に経験者に比較してもらっていて、描かれたほとんどの事が実際にあったという事でちょっと驚きでした。

実はジュールベルヌは聞いたことがあったけど、実際本を読んだ事はないのでちょっと興味深かったです。

この映画をもとに、東京のディズニーシーには「ミステリアスアイランド」というのがあるそうですよ。

Wednesday, January 2, 2008

サンタからの追加プレゼント


今年私が夫に贈ったのは、トラのスリッパでした。去年贈ったのがピンクでちょっと人目をひくやつだったので。。今日買物から帰ってきた彼が手に持っていたのは、私へのトラのスリッパ。やったー。結構暖かいので冬の間は最高です。フフ。すみません、お揃いって”引きます”よね。。。

Tuesday, January 1, 2008

新年おめでとうございます!

  

  

今年もどうぞよろしくお願いします。

夕べのカウントダウンはとっても楽しかったです。ちょうど私達が歩いていったビーチ正面が花火が上がる会場だったのです。しかも人手は多いといっても、トラファルガー広場の混雑とは違ってブラブラできる感覚。でも海沿いは風もちょっとあって結構寒かったです。
大玉もあったみたいですけど、水面に近いくらい低いものも結構多かったです。およそ20分間の花火はきれいでした。実家の隅田川花火大会が懐かしい。2時間半打ち上げというのはすごいんだなって思いますよ。
花火のビデオをちょっとご紹介しますね。(結構SFチックで音楽は通でないとわからないです。-夫コメント)


でも。。御存知の通り世界中には大晦日カウントダウン上手が沢山いました!シドニーは年が明けるトップバッターで夏真っ盛りだけに盛り上がり方も違いますね。シドニーへ転勤した友達に携帯メイルでハッピーニューイヤーしました。

そしてロンドン。2012年のオリンピックに向けて着々と海外からの旅行者を増やそうとアピールした華々しいカウントダウンでした。ロンドンの友達へ電話を入れ、テレビのSkyNewsを通じてきれいな花火を見ました。有名なトラファルガー広場へは行ったことはありませんが、2000年はハムステッドヒース丘上で迎えた思い出があります。